ED(勃起不全)の原因

ED(勃起不全)の原因

勃起不全の原因

勃起不全が起こる原因は様々があります。中でも加齢によるEDはなかなか避けて通れない道です。誰もが加齢に伴い、性欲や勃起に対する機能が格段に衰えてしまうのです。

しかし、原因は人により異なる事を把握しましょう。ストレスや食事など生活習慣の乱れやお酒の飲み過ぎ、タバコや病気(糖尿病・高血圧・脂質異常症)などが原因の可能性があります。

誰もが加齢に伴い、性欲や勃起に対する機能が格段に衰えてしまうのです。原因は、動脈硬化など血流の流れが悪くなる原因と神経伝達の機能不全が原因です。勃起のメカニズムは、ペニスの血管に多くの血液が流れ込む事で、陰茎海綿体が膨張して勃起します。

そもそも勃起は、性的な興奮を感じて、その刺激が伝達されることで男性器に血液が集まり起こります。そして、性行為が終わるまで、その血液が流れ出ないように溜め込んでおくことで、勃起が維持できます。

EDは、上記の過程になんらか不具合が生じて起こると考えられます。原因には、主に以下の3種類があります。 ED(勃起不全)の原因は、大きく分けて3つのタイプに分別することができます。ストレスなど心理的な要因の心因性ED、血流や神経に起こる問題が原因の器質性ED、それ以外が原因の3タイプです。 お悩みの方は、まずは原因をしっかり把握する必要があります。

心因性ED

心因性ED

心因性EDは、予期不安や人間関係、心理的ストレスや抑うつなど、様々な心理的諸要因によって引き起こされるEDです。パートナーとの関係によって引き起こされることもあります。ある日突然発症し、夜間早朝勃起は正常にあるのが特徴です。性欲低下や過剰抑制などが症状としてあげられます。

心因性EDは心因により、2つに大別できます。「現実心因」と「深層心因」に分類されます。

現実心因―現実の日常生活における心身のストレスや心理的諸要因が原因・誘因

緊張過剰、あせり、過労、睡眠不足、心配事、家庭内不和、経済的困窮、パートナーとの感情的トラブル、性的無知、性的未熟、初体験、新婚初夜、早漏、過去の性交の失敗、失恋、嫁姑問題、性感染症、別居、短小コンプレックス、マスターベーションへの罪悪感、妊娠恐怖、不倫、事故や災難、職場のトラブルなどです。

深層心因―心の深いところの心理的原因・誘因

心の奥底にある深層部分に抑圧された屈折した様々な心理的要因が主な原因となっています。大半はそれを意識できていないのが特徴です。

抑圧された怒り、悲しみ、憎しみ、愛憎葛藤、欲求不満、幼少期における心的外傷体験、母子分離不全、エディプス・コンプレックス、ホモ・セクシュアル、去勢恐怖などです。

器質性 ED

器質性 ED

器質性EDとは、体に何らかの原因があって、物理的に勃起が阻害されるEDのことを指します。「糖尿病や動脈硬化など」とは言いましたが、実際には加齢、糖尿病、高血圧、テストステロンの低下、神経障害…などなど、非常にたくさんの「病気」が勃起不全の原因となります。

・血管性

勃起は、陰茎の海綿体に血液が充満することで起こる反応です。血管性EDの原因には、閉塞性動脈硬化症(ASO)や閉塞性血栓性血管炎(TAO)によるLeriche症候群、などといった様々なものがあります。その中で一番多い原因は「動脈硬化」です。

動脈硬化とは、動脈にコレステロールという塊が血管の壁に貼りついて、動脈が狭く硬くなってしまう病気です。つまり、動脈硬化によって動脈が狭く硬くなるのは、動脈が広くなる勃起の作用とちょうど反対のことなのです。

・神経性

勃起は、性的刺激を受ける中枢神経とその性的興奮を伝える末梢神経によってコントロールされており、神経障害があるとED症状がでる場合が多くなります。一般的には「脳血管障害やパーキンソン病による中枢神経の障害」、「脊髄損傷による脊髄神経の障害」、「膀胱がん摘出手術、前立腺がん摘出手術などによる抹消神経の障害」の3つが、神経性EDの主な原因とされています。

・内分泌性

内分泌はおおまかにいうと、男性ホルモンのテストステロンを指します。何らかの理由で、テストステロンの分泌が阻害されると、勃起や射精などを促進するドーパミンが増えず、勃起障害へと繋がります。「テストステロン」というホルモンは、簡単にいえば男らしさを保つための男性ホルモンです。

男性ホルモンが減少すると平滑筋が十分に緩まず、陰茎に流入する血液の量が制限され、勃起障害を引き起こします。内分泌性EDを引き起こす原因としては、性腺機能不全に伴うものや高プロラクチン血症、甲状腺機能亢進症・低下症などといった病気があります。

・外傷・手術

前立腺がん、前立腺肥大症、直腸がん、腎移植などの外科的手術や不慮の事故による脊髄損傷、骨盤の損傷などで、陰茎につながる血管の断裂や損傷が起きた場合には、こういった要因によって引き起こされる勃起不全が外傷・手術によるEDです。また、「勃たない」という一般的なEDのほかに、勃起時に陰茎が不自然に折れ曲がるペロニー病(陰茎形成性硬化症)もEDの一種として扱われます。

薬剤性ED

薬剤性ED

薬剤性EDは、病気治療で服用している薬が原因となっているEDです。つまり、服用している薬の副作用によって引き起こされているということです。

降圧剤:

「降圧薬」と「降圧剤」は、どちらも同じ意味で、文字通り「血圧を下げるための薬」のことです。薬剤性ED発症を報告されている主なものとしては、 利尿剤(サイアザイド系、スピロノラクトン系)、Ca拮抗剤、交感神経抑制剤、β遮断剤です。 ACE阻害剤やアンジオテンシン受容体拮抗剤も海外の研究ではED発症に関連があると報告されています。

精神神経用剤:

ドパミン作動神経活性抑制、セロトニン作動神経活性促進に関係する薬です。高血圧、高精神病、躁病、うつ病などの治療に使用されます。性中枢において、ドパミンの減少・セロトニンの増加に作用する薬です。ドパミン活性の低下、セロトニン活性によるドパミン活性の抑制などで性欲低下をもたらします。

ホルモン剤:

ホルモン剤は癌治療や、AGAなどに使用されているものの中に、 薬剤性ED発症が示唆されているものが有ります。 主なものとしてエストロゲン製剤、抗アンドロゲン、LH-RHアナログ、5α還元酵素阻害剤などです。

抗潰瘍剤:

抗潰瘍剤は胃潰瘍、十二指腸潰瘍などに使用されるものの中に、 薬剤性ED発症が示唆されているものが有ります。 主なものとしてスルピリド、メトクロプラミド、シメチジン等です。

脂質異常症治療剤:

脂質異常症治療剤はコレステロールや中性脂肪を低下させるものの中に、 薬剤性ED発症が示唆されているものが有ります。 主なものとしてはスタチン系、フィブラート系です。

呼吸器官・アレルギー用剤:

呼吸器官・アレルギー用剤は気管支喘息やアレルギー症状を緩和させるものの中に、 薬剤性ED発症が示唆されているものが有ります。 主なものとしてステロイド、テオフィリン、β刺激剤、抗コリン、抗ヒスタミンなどです。

消炎鎮痛剤:

消炎鎮痛剤は痛み止め、熱さましを主務とする製剤です。この中ではNSAIDs:非ステロイド系消炎鎮痛剤が薬剤性ED発症が示唆されています。

早期改善のためには、まず病院へ足を運ぶことが大切です。普段、薬を処方してもらっている主治医に相談するのはもちろん、ED治療を専門に扱うクリニックに足を運んでみるのも良いでしょう。根本的なEDの改善には、時間と根気が必要です。生活習慣を正すことで、ED改善だけでなく生活習慣病の予防にも役立ちます。